ブラウザ三国志を関索と女性武将のみでプレイするプレイです。
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00:04:07
矛知己はうっかり者すぎた。

船を沈没させるなんてうっかりにも程がある。
命がいくつあっても足りない。

と誰もが思うだろう。

しかし、彼には妙に人を惹きつけるところがあった。
こんなうっかりがあっても何故だか誰もが彼を許してしまうのである。

誠実さと、直向さも持っており。
素直に部下から慕われていた。

そして、この混乱のさなか誰よりも仲間の命を一人でも多く
船から脱出させるのに必死だった。

何より最後まであきらめない男だった。

HAJI はそんな矛知己を買って一軍を預けていたのである。
後に「さすがに船一隻はないか・・・」とぼやいていたようではあるが。


沈んでいく船の中

「早く脱出を!早く!!」

矛知己は懸命に脱出活動を行っていた。

「ボス!ボスだけでも先に脱出してください!
ここは私が引き受けます。」

「いかん、お前も脱出するんだ。これは俺の預かった船だ
俺が最後まで責任を持つ!」

沈めた張本人が責任を持つというのも変な話だが、
それでも最後まで残り、救出活動を続けていた。


諦めずに続けていた。


そして、矛知己が最後の一人を脱出させた頃である。


よしお。は静かに発砲を命じた。



轟音と共に砲弾は放たれた。


放たれた砲弾はマストを吹き飛ばし、
矛知己の乗った船を轟音と爆発で揺らせた。


矛知己は恐怖した。


やはり 893 とマ族か!恐るべし・・・

私がうっかり火をつけてしまったばかりに・・・


矛知己は後悔もしたが、すぐに安堵した。

仲間は無事に脱出し終えた。と


責任は全て私にあるということをわかっての処置なのであろう。
と理解した。

静かに目を閉じ、覚悟を決めた。



その時である。

再び轟音が鳴り響いた。


砲弾が放たれたのだ。


これでいい。

矛知己は観念した。



しかし


どういうことであろう。


今度は当たらなかった。


マストのあった辺りを突き抜け
さらに先へと飛んでいった。


おかしい。


と矛知己は思った。

慣れてる人たちだ、外すはずがない。

不審に思いつつ、矛知己はその先へと目をやった。



なんと砲弾は外れたわけではなかったのだ。


砲弾の飛んでいった先


そこには正真正銘の「敵」が居たのである。



矛知己はうっかり者なだけではない。

それは、よしお。もピッコロも知っていた。


アイツは敵を連れてくる。
また、気が付いたら囲まれている。


そういう男だと知っていた。


そして、今回もいつも通りつれてきた。


相手は当初、矛知己の船のみを狙い戦線を離脱するつもりだった。
しかし、矛知己が自滅してくれたおかげで不意にチャンスが生まれた。

よしお。は救出に向かうだろう。

そう思われた。
そして、予想通りよしお。の船は救出へと向かった。

それを見ると、矛知己の船を挟んで対角に展開し、よしお。の船からは見えないよう、
矛知己の船のマストの陰に隠れた。

救出が完了し、ほっと一息ついたところを矛知己の船もろとも一斉射撃で撃ち落す。

そういう作戦が立案された。


作戦自体は悪くない。

通常の相手であれば、相手を仕留められないまでも先制攻撃を加え、
ダメージを与えた上、分が悪くなりそうであればそのまま戦線離脱をすれば済む
よしお。は矛知己の船が邪魔となり真っ直ぐには後を追えないからである。

また、仮に相手に位置がばれていたとしても、相手には仲間という壁がある以上
優勢には変わりなかったのである。


しかし、相手が悪かった。


極悪非道のよしお。である。

最後の一人まで救うであろうと予想していたのが運の付きだった。

それに、位置もばれてしまっていた。



よしお。は全てを把握した上で彼を残したまま発砲を命じた。


矛知己一人の命が戦況を大きく左右したのである。


結果、敵船は不意打ちを食らい混乱した。


さらに冷静に2発、3発と発射を命じ相手を着実に弱らせていった。
もちろん相手からも反撃はあったが、混乱したものの砲弾など当たらん。

と、落ち着いたまま指揮を執っていた。

事実弾は一発も当たらなかったのである。



矛知己は沈み行く船と共に敵船が沈み行く様を見ていた。

893 とマ族は我々を見捨てたわけではなかった。

海面に浮かんだ船の破片に身を預けながら、彼らに感謝の意を捧げてた。



そのさなか、ふと矛知己は
自分が泳げないことを思い出した。

うっかりと海に浮かんでいられたのである。


うっかり思い出すと同時に、溺れた。

部下も助かり、敵も沈んだので安心してしまったのもある。


矛知己は静かに沈んだ。


海は冷たく、その時まで気づかなかったが既に体も動かなかった。



「・・・体ってこんなに重かったっけか。

・・・自分で言うのも変だけど、俺らしい最期だった。

・・・HAJI さん後は頼みます。


我が人生に一遍の悔いなし・・・矛知己。享年 さんじゅう・・・


意識を失いかけたその時、緑色の手が伸びてきた。


~ to be continued ~
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23:10:06
番外編 その 1 の 1

よしお。川柳かるた
「あ」~「お」編



■ アナルプレイ やれば納得 あーなるほど
(よしお。さん(893)の作品)


■ イくイくと イう女ほど イったふり
(イきたがりのクリとリスさんの作品)


■ うちに来る? ついていったら 440と893
(チキさんの作品)


■ エクスタシー 嗚呼エクスタシー エクスタシー
(よしお。さん(893)の作品)


■ オナニーを するたび指の 数を思い出し(字余り)
(3 本指の開発者(現在服役中)さんの作品)



~ to be continued ~

22:53:18
よしお。たちは矛知己船の救出へと向かっていた。


向かう途中、よしお。は何やら一人船首で目を瞑っていた。
どうやら物思いに耽っている様子である。

鳥から、ドラム缶とコンクリの準備はできていると報告を受けていたが、
彼には矛知己を海に沈める気はなかった。

だが、落とし前はつけなければと思い、ふと今までに切り落としてきた
指のことを思い出して愉悦に浸っていたのである。


・・・

ナイフをあてただけでは指は切れない。


まず、指にナイフをあて徐々に下ろしていく


ナイフの重みで肉を圧迫する


切れるか切れないかの瀬戸際
ぎりぎりのラインでナイフを止める

ナイフが止まったことにより、
一瞬相手はわずかな希望の光を見出すが


そこで軽く一押しする。


血が滲み出す


この瞬間、相手は完全に希望を失い
恐怖は最高潮に達する。


よしお。はこの瞬間が好きだ。

顔から血の気が微かに音を立てながら失せていく

この様がよしお。を恍惚にさせた。


そして、そこから少し強めに力を入れてもう一押しする。
そうすると、肉は切れ、骨を僅かに削り、止まる。


大抵の相手は悲鳴をあげる。
だが、よしお。はそんな相手には興味はない。

ここからが面白いのだ。
ここまでで悲鳴をあげるような連中は大抵途中で失神して果てる。

楽しみはむしろこれからなのである。


声が僅かに漏れる。

それくらいの相手がいい。と、思っていた。
そういう相手ほど、その後の望みに応えてくれた。

クライマックスはこれからなのだ。

いったん骨にひっかかり止まったナイフを、
今度は少し体重も乗せ、骨を押し切る。

この瞬間に相手の痛みは頂点を迎えるようである。


たまらなく愛しい瞬間であった。


苦痛からくる嗚咽なのか、救済を求める悲鳴なのか
おそらくこの両者が入り混じったであろう喚声が
たまらなく愛しかった。

骨を押し切った時の鈍い感触と、呻き声。
この二つの調和がよしお。を射精へとさえいざなった。


だが、これだけで終わりではない。
そう。あともう一仕事残っている。


切り落とす。


ただ、ナイフを押すだけでは肉と皮膚は切り離せないのである。


切れるナイフであれば、あっさりと指はその体とは別個のものとして
そこに転がっていたであろう。

だが、敢えて切れないナイフを選んでいる。


切れるナイフでは痛みが少なすぎるのだ。

特によしお。が愛用しているナイフは血で錆付いていた。



指を切り落とす。

ナイフを断指台へと押し付けるように
今度は全体重を乗せ、千切るように肉を切り離す。


指が切れる。


そして


血が溢れる


そこにもはや悲鳴はない。

あたりの雑音でさえ溢れた血に吸い込まれ、
つかの間の静寂が支配者となる。

ただそこに切れた指が横たわっている。


この瞬間、よしお。は自慰行為とは違う
なんともいえない満足感に満たされるのであった。

・・・


よしお。は、うっすらと目をあけた。

矛知己船も近づいてきた。


あたりの様子をうかがっていると
ピッコロが近づいきて声をかけた。

「おい。」

「ああ、わかっている。」

辺には微かに靄がかかり始めていた。
よしお。は静かに船央に戻ると鳥に指示を与えた。

「発砲の準備は整っていたな。」

「もちろんです!」


よしお。は一呼吸置くと


「撃て」


静かに言い放った。


船に再び緊張が走った。




~ to be continued ~

16:53:32
「だ、誰ですか?私の許可なく発砲したものは。
あの船には 893 と マ族が乗っているんですよ。
コンクリ詰めにされた上に、固まると今度は
ドリルで蜂の巣にされるって話ですよ。
誰なんですか、いったい。」

「ボス、落ち着いてください。」

「この状況は落ち着いてなんていられませんよ。
ミイラ取りがミイラになっちゃうじゃないですか」

言葉の使い方がおかしい。と、この男は思ったが
あえて指摘せずに冷静に続けた。

「たいへん申し訳にくいのですが、
発砲したのはボスご自身であります。
ボスがうっかり火をつけておられました。
それに発砲したのではなくて、暴発です。」

「わ、私がですって?私はただ線香花火をして
遊んでいただけですよ。」

「火をつけたのが線香花火だけじゃなかったんです。」

「いったい何のことですか。確かに、線香花火だけじゃなくて
ウンコ花火でも遊んでましたよ。せっかく一人でひっそり
遊んでいたのにどうして知っているんですか。」

「いえ、問題なのはそういうことではなくてですね・・・」


どうやら、このこっそりと遊んでいたボスは
本人すら知らないうちに、うっかり大砲の導火線にも
火をつけてしまったようであった。

よしお。の乗っている船も混乱していたが、
発砲したこの船もまた、混乱していた。


一方のよしお。は迅速に動いていた。

混乱をすぐに収めると、被害状況を知らせるよう
指示を出し、戦闘体制を取らせた。


「鳥、状況はどうだ」

「はい、被害はないようです。敵船も捕捉しました。
ただ・・・」

「ただ、なんだ?」

「どうやら敵船は HAJI 水軍のものと思われます。
彼らはわれわれを迎えに来てくれるはずではなかったのでしょうか。」


「くそったれが、裏切りか。砲撃の準備はできているのか」


よしお。は直ちに砲撃を開始するよう指示を出そうとした。


「おい、よしお。ちょっと待つんだ。」


ピッコロが制止した。
彼は目もよく見えたのである。


「あの旗は確かに HAJI 水軍のものだ。だが、旗の端の方を
よく見ると、ケチャップの染みらしきものが付いている。」


ケチャップの染みがついた旗には見覚えがあった。

そんな旗を揚げているのは HAJI 水軍の中でもあの者しかいない。


有名なエピソードがある。

その船のボスは、うっかり口についてしまったケチャップを拭くとき
ナプキンではなく、うっかり旗で拭いてしまったというのである。

そしてどうやら、マヨネーズをサラダにかけるつもりが
うっかりケチャップをかけてしまったのが、ことの発端らしい。


「あいつか。」

よしお。は全てを理解した。
あいつのことだ、うっかり砲弾にでも火をつけたのだろう。


「よしお。さん!救難信号が出ております。
どうやら沈没しかかっている様子です!」


うっかり火をつけられた砲弾は、暴発すると
船底を打ち抜いてしまったようである。


「まったく世話が焼ける。仕方ない、向かうぞ」


よしお。たちはうっかり沈没しかかっている、その船へと向かった。




~ to be continued ~

21:22:44
ピッコロは眠らなかった。

どうも肌の色のせいか、眠る必要がないらしい。
それに戦の前ということもあり、気も高ぶっていたのであろう。

昨夜はあまりにもきれいな月夜であったため
彼は思わず月を撃ち落してやろうかとさえ思ったが
よしお。のスッキリした寝顔をみてどうでもよくなった。

これから起こるであろう殺戮を思い
目先の鬱憤などたいした問題ではなくなったのだ。

彼は人を殺したくて殺したくてたまらなかったのである。
もはや月など、どうでもよかったのである。


「クク苦・・・」


夜のしじまに笑い声が響き渡った。






夜が明けると、甲板には徐々に活気が戻ってきた。
よしお。もまだ眠たげであったが、それでもどこかスッキリとした
顔であがってきて、ピッコロの前に現れた。

「ピッコロ。そろそろ着くな。」

「あぁ、そうだな。そろそろ着く。だが、あの女どうするんだ。
昨夜、鳥に聞いたがドラム缶とコンクリはまだ残っているらしい。
埋めるなら埋めろ。」

この辺の海域を抜けると大陸も近くなり海賊どもの縄張りになる。
常に警戒を怠らず、いつでも臨戦態勢を取れるようでなければ、
今まで遺棄してきた幾多の死体同様、いつ海の藻屑となってもおかしくないのである。

よしお。はわきまえていた。


「そうだな、埋めるか。だが・・・」

よしお。は躊躇した。

少し惜しい。という気がしたのである。よしお。にしては珍しかった
一度抱いた女などタバコの吸殻くらいにしか思ってない男がである。

使い捨てにもほどがあると、いさめられたこともあるが
興味がわかないものは仕方がない。

捨てるしかない。

そう、よしお。は思っていた。

だが、よしお。は躊躇した。

「もう少し・・・



その時である。

船を揺るがしうるほどの爆音が響いた


「敵襲!敵襲!!」


船に一気に緊張が走った。



~ to be continued ~

00:43:05
よしお。は静かに眠っていた。

波は穏やかで航海は順調だった。
今宵も月明かりがきれいで
よしお。の顔はいつになくスッキリして見えた。
死んでいるんじゃないかとすら思えるほど
白く澄んだ寝顔であった。


「こいつ、早かったな・・・」

その寝顔を見ながら、よしお。と女のことを思い出した
スキンヘッドの緑色の顔は思った。

この男の顔も月明かりに照らされ不気味に輝いていたが
どうやら緑色なのは顔だけではないようである。

頭部には触覚のようなものも生えている。

名を、ピッコロという。


かつて大陸を支配していた修羅という王国の
国王をつとめたこともあるほどの者であった。

1期ほど国王の座にあったが、その仕事のかったるさに嫌気がさし
それだけの理由で国を出奔してしまった。
放浪したあげく、天狼とかという地方国家に隠居していたが
その隠居中、よしお。に見出され、今は同じ船に乗っている。

だが、見出したとはいっても、その才能がゆえではない。

ある噂があったのだ。

ピッコロが修羅の国の国王をしていた頃、
国の宝物庫から、ある国宝が盗み出された。

その宝の名は、龍玉という。
手に入れたものはどんな望みでも一つだけ叶えることができるという。


この噂にはさらに尾ひれがついていた。


龍玉は盗まれたのではない。
ピッコロによって持ち出された。
そして、手土産として天狼に持参された。と


いずれにしても噂にすぎない。
というのが常識であったが、よしお。は信じていた。

「龍玉は実在する。そして、ピッコロはその行方を知っている。」


よしお。も最初はただの噂にすぎないと思っていた。

だが、別の噂を耳にしたとき龍玉の存在を確信した。

mileece がはいたとされる、秘宝 ひとつなぎのパンティ*を
天狼がどこからともなく入手した。

というのものである。


「そんなんで確信するかよ。」

と、ピッコロは毒づいたがよしお。は本気だった。

必死だったのかもしれない。


ピッコロは龍玉の一つをポケットから取り出すと

「伸びるといいな。」


と、またも毒づき、よしお。の側を離れた。


夜はすっかり更けていた。

夜明けまではまだ時間はあったが、
夜明けと共に、戦場も近づいていた。


~ To be continued ~

01:05:11
フィリピンでの積荷を終え、いっぱいになった船倉によしお。はいた。
購入したものは武器や奴隷だけではなく、女も含まれていた。

女は購入したというよりは、連れ去るのに多少金をまいた。ということではあったが。

その女とともにいた。


寄航中のことであるが、よしお。達はバーに立ち寄っていた。
よしお。は気に入った女をみつけ、声をかけた。

相手は日本語がわかる様子で、顔立ちもよく
hyde よりはやや背の高い 160 cm くらいの
スタイルのよい褐色の女性であった。

一目みて気に入り、懸命に口説こうとしたが
失敗し、仲間たちの嘲笑を買った

緑色のスキンヘッドの男などは、盛大に笑い声をあげ
祝杯をあげるなどしてからかった。

いつもならこれで笑い話のひとつともなるのだが
今回は違った。

戦をひかえて気が高ぶっていたのであろう。

よしお。はなんとしてもこの女を自分のものとしたかった。

何度も口説こうとしたが、うまくいかず、
結局部下達に命じ、無理やり船に連れ込んだ。

女は最初抵抗したが、やがて船が出港し
どうにもならないことを悟ると、覚悟を決めた。

そして船倉にいる。



よしお。はこの女の頬に手をあて、そのまま耳にまで手を伸ばし
少し耳を弄んだ。

弄びつつそっと唇を耳たぶに這わせると
手を頭の後ろに回しそっと抱き寄せた。

紳士を気取ってやさしい言葉さえかけた。

手を背中に回し優しく撫でながら、丁寧に服を脱がせると
前戯にも時間をかけた。

よしお。は完全に浸っていた。



覚悟をきめた女というものは強いものである。
素直に受け入れると、声すらもらした。


しかしやはりお互い望んでのものとは違う。
これでは満足できないとよしお。は感じていた。

常人であればそのまま勢いにまかせていくところであるのだろうが
彼は違っていた。


それでも楽しむ方法を知っていたのである。

よしお。は女の耳元で囁いた。

「おい、知っているか。」

「日本じゃ人をドラム缶にコンクリート詰めにして埋葬するんだぜ。」

「え?」

「そうさ、お前がいま手をついているそのドラム缶。その中には人が詰まっている。」


女は最初事態を飲み込めない様子であった。

が、それでも状況を察し取り
本能的に躯をこわばらせた。


よしお。はこの瞬間を待っていた。


女の下腹部に緊張が走り、よしお。を締め付けた。


その瞬間、よしお。は果てた。


~ to be continued ~

00:05:07
空が白み始めると同時に、よしお。達はフィリピンを目指し出航した。
武器と人員の調達のためである。


一昨日、よしお。は日が暮れる前に一本の国際電話をしていた。

「俺だ。紳士な俺だ。」

「・・・」

電話先の男はやや困惑しつつも相手を認識したようである。

「FAX は届いている。品物は用意したがいったいこんなに大量に
どうしようっていうんだ。数揃えるのにも軍のやつらに
だいぶ金をばらまいた。金の方も問題ないんだな?」

「あぁ。問題ない。ロンダリングも済んでいる。」

「ならオーケーだ。しかし、いったいこれは・・・」

「お互い詮索はなしってことだぜ、韮小僧さんよ」


韮小僧のビジネスは幅が広く、全鯖にその名を轟かせていた。
よしお。は彼の仕事と、その人脈を高く評価していた。

よしお。にとって金さえあれば大抵のものは仕入れてくれる
使い勝手のいい相手であったし、また、韮小僧にとっても
よしお。は金払いのいい上客であった。

つまり、利害が一致していたのである。


しかし今回、韮小僧は本国に一本の通信を入れていた。

「戦争の兆候あり」と。

韮小僧のような武器商人にとって、どちらか一方が
勝ちすぎるのはよくないのである。

戦力が拮抗していて、お互い適度に消耗しあってくれていてこそ
ビジネスが上手くいく。

彼はその点をよくわきまえていた。


よしお。の今回の発注はそのバランスを崩しかねないものであった。

「仕事はきっちりこなす。だがしかし・・・」


よしお。が戦争を始めるとして、その相手方に武器を売ってはならない
ということはないのである。


そんな契約は交わしていない。


韮小僧は積み上がる死体の山と札束の山を同時に思い描き
飲みかけのワインのボトルを一気に飲み干すと同時に
吐き捨てるように言った。


黄河ですら、血で赤く染まるに違いない。


微かに残った夕焼けに照らされた韮小僧の顔は
赤く染まりつつ静かな笑みを浮かべていた。


~ to be continued ~

00:33:18
「俺は殺していない」

よしお。はタバコを取り出し火をつけ、同時に取り出した
白く小さなカケラを月明かりに照らしながら呟いた。

少し離れたところでは、月明かりの下
数人の男たちが黙々と作業をしていた。

辺りは潮の香りと静寂に包まれていて、
時折波が防波堤に打ち寄せる音が聞こえるのみである。



「俺は殺していない」

よしお。はまた呟いた。


よしお。は 893 である。
893 である以上、当然トラブルもある。
トラブルがあれば後片付けもしなくてはならない。

しかし彼は、殺しはしないと固く誓っていた。

だから彼はいつも人を生きたままコンクリートに詰めた。
死んだのはこいつが勝手にコンクリの中でくたばったんや。
だから俺は殺していない。それが彼の言い分だった。


「お前まだそんなもん持ってるのか。」

スキンヘッドの緑色の顔をした大柄な男が作業を終え
よしお。に声をかけた。

指先で持て余していた白く小さなカケラをそのスキンヘッドの男は見ていた。

「ああ。これな。どうもこいつのことが忘れられなくてな・・・」


こいつ、と呼ばれたカケラは実は人の中指の骨である。

ある人物を埋めた際、不手際で中指だけ上に突き出た状態で
固まってしまったのである。

それをよしお。はずいぶんと長いこと投棄できずにいた。
そのうちに指は骨となり、カケラとなり彼の手元に残ったのである。

以来彼はそれを肌身離さず持っている。


俺は殺していない。


と、再度呟きかけたところで
作業を終えた他の者たちが戻ってきた。


「よしお。さん!出航の準備が整いました!!」

「鳥か、処理の方は終わったか?」

「はい!コンクリもしっかりかたまりまして、あとは投棄するだけです!!」

「そうか。。。では行こう」


この鳥と呼ばれた者こそが、9-16 鯖動乱の首謀者であり
彼らが中国大陸にたどり着いたとき、戦乱の火蓋が切って落とされるのである。

戦乱による死者は数万人を超えるとも百万人を超えるとも言われ
おびただしい数の死体の山が築かれたという。

後に戦死者の数を聞いたよしお。は

「一人一人コンクリに埋めるなんて、なんて平和で紳士的なんだ俺は」

と言ったとか言わないとか。


この発言の真偽はさておき、物語は始まる。

♪パンツ占い♪
今日のパンツ占いだよ!
thanks font:S2G
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